古今じゅじゅさんぽ集
京都校の問題児兼優等生の東堂葵に絡まれる無為転変!
「Mr.無為転変!!パートナーに選ぶならどんな人が良いですかァ!?」
東堂は天を引き裂かんとする勢いで無為転変に問いかける。そして、無為転変は赤くならながらボソボソと答える。
「……俺は四級が好きだ」
東堂はその一言を聞き取ると、即座に手を叩いて近くの四級と位置を入れ替える。
「だそうで。俺はここらで失礼します!」
そう言って東堂は去り、その空間には無為転変と四級が二人きりで取り残された。
「」////
「? 無為転さん?」
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猫天与と無為転変は立ち寄った定食屋でランチをしていた!
「なぁ、無為転変?」
「どうした?」
「俺の分は…?」
運ばれてきた食事は一人分、カツカレー定食のみだった。そのことについて猫天与が尋ねると、無為転変はこともなげに答える。
「だって、お前猫だから人間の食べ物とかあげちゃまずいだろ?」
「!」
猫天与はしまったと言わんばかりに頭を抱えた。